猟奇的な彼女の原作を読みました。

図書館に行く機会があってふとパソコンで猟奇的な彼女を検索したら出てきました。
早速、1時間ぐらい読みました。
結構面白かったし、映画を思い出したりして幸せな1時間でした。
なぜかというと、猟奇的な彼女大好きな映画だからです、もう8回は見たでしょうか、レンタルで3回、セルで3回、ディレクターカット版で2回見ました。
最初見たときは何か訳がわからんけど女の子はかわいいし、ギャグも結構面白かったし、でもなんか引っかかる物があってすぐにもう一回見ました。そうすると何かしら映画がものすごくいろんな事をその裏側に含んでいることがわかってきて、またもう一回、見ました。3回目はもう涙、涙でたいへんでした。すぐにゲオ、ブックオフを巡ってセル版をかってまた見ました。ちょっと満足したらディレクターズカット版も見つけて買いました。もちろんOSTも手に入れました。車の中ではもはや定番となっています。そんなに入れ込んだ映画でした。
はまる人と、くだらないという人と極端な映画だと思います。思い入れ一つだと思います。
ネットで原作は映画と少し違っているけど面白いよというのを見かけたので色々探してみたのですが本屋ではいつも在庫なし、と表示され古本屋では見かけることがありませんでした。ちょっとあきらめていたのですがまさか図書館の蔵書としてネット小説の昔の物があるとは思いませんでした。
読んで思ったのですが確かに映画とは同じようなエピソードはあるのですがだいぶ違います。彼女の習性は同じです。キョヌは少し打算的でしょうか、でもこの原作からあの映画の脚本を作り上げて行ったのにはほんとに脚本家さんには尊敬の念に堪えません、よくぞあの物語を書き上げたもんだと思ってしまいました。
日本でも、ホタルノヒカリという私の大好きなドラマがあるのですがこれも原作とは同じ様な台詞、エピソードはあるのですが話はだいぶ違います、でもどちらも面白いし、あの原作からこのテレビドラマの脚本を導き出した作家さんもすごいと思います。

こうしてブログを書くようになって物を書くと言うことが本当に大変なことだと思うようになってきました。
自分の体験ならなんとかそれなりにまとめることが出来ると思うのですが、作家さんみたいに自分の体験とはまた違う疑似の体験を、経験を、想像を自分の言葉として文章に表せるというのはすごいことだと実感しています。普通の人は自分だけの人生をひたすら歩んでいくだけなのですが、作家さんというのはもう一人の人間の人生を自分の人生のように感じて物語を生み出していく、何も無いところからそんなような物を生み出していくその知識、思考力、認識力というのは大変な物だと思いました。しかもそれを自分の言葉として表せるなんて、ブログでも自分の言葉で書いた物と、他の人の言葉を借りてきて飾った物とでは満足度がぜんぜん違います。
なんとか自分もこの歳ですが自分の言葉で、いろんな物を書いていけたらと思いました。