これはいったいどうしちゃったんだ、私は、2011.05.11のコピーです


先日、ある人に聞かれました、「最近、感動して泣いたことある?」私は答えました

「最近、歳のせいかやたら涙腺が緩んで感動するとぼろぼろ涙が出てくる」と、そうしたら

「やだ、みっともない」といわれました。

確かに50過ぎの腹ボテおじさんがぼろぼろ涙を流しているのは美しい風景ではありません

それどころか「50過ぎの腹ボテおじさんがぼろぼろ涙を流している風景」と珍100景に選ばれかねない姿です。

半年前まではそれまでどんな映画を見ても、ドラマを見ても、どんな音楽を聞いても、失恋しても、結婚しても、子供が生まれても、母親が死んでも、心の中にすべて吸い込まれてしまうように、感極まって涙を流す、そんなことはありませんでした。自分でも自分はそんな人間だと思ってきました。

しかし、あの「ホタルノヒカリ一気に見たい症候群」に感染してからは人目もはばからず心に響くドラマを見たり、好きな音楽を聞いたり、いい話を聞いたりすると、いとも簡単に感極まってぼろぼろ、本当にぼろぼろと涙が出てきてしまいます。

もちろんホタルノヒカリを見ていても泣きどころは何カ所もあり、サザン、ユーミン、の古い音楽やケツメイシ、いきものがたりなどを聞いてもぼろぼろ涙が出てきます。特にいきものがたりの「ありがとう」などは最悪です、何度聞いても出てしまいます、PVなんぞ見た日には滂沱の涙状態です。

関東大震災の報道で津波の場面を見てもなぜか涙が出てくる、前までは「この津波スゲー」で終わっていたはずなのにこの津波の下でどんなに悲しいことが起こっているのかをなぜか想像しちゃうようになってしまっているのです。最近ではドコモの渡辺謙のCM、初めての上京編やお姉さんが謙さんを借りて外出するCMを見ても何か感じてしまってと言うより想像してしまって涙がにじんできます。

母の仏壇で毎朝、チーンとならして行ってきますと拝むのですが最近は涙があふれそうになります。

テレビを見ても、音楽を聞いても、本を読んでも、仕事中でも突然涙が出てきてしまいます。

それまでは涙を流すなんてあくびした時かゴミが目に入ったときしかなかったのに。

いったい私はどうなってしまったのでしょうか。

でも、こんな状態になってしまったことはどうしてかあまり嫌とは思っていないことは確かで

涙を流した後はなぜか気持ちがいいのです、今まで味わったことのないような何ともすがすがしい気持ちになってしまうのです。

ただ、どうにかして人前で涙をぼろぼろ流すのだけは絶対阻止したいのですが。と言う今日この頃です。

今日はこれで終わります。

現在は2012.09.4です。これを書いた頃がほんとにひどかったです。本部の勤務になって半年あまり、それまで無我夢中といった感じで仕事をしてきたのが本部の仕事に慣れてきて少し余裕が出てきたら頭が勝手な回転を初めて暴走状態になっていたのではと想像されます。
現在はかなり押さえることがまた出来るようになりました。でもまだ不意に思い出して、なんてことがたまにあります。